御書 日蓮大聖人と創価学会

日蓮大聖人の御書は、創価学会によって、仏法を実践する上で、唯一最高の糧であり指南書であるとされています。

諫暁八幡抄(2019年1月1日 新年勤行会拝読御書)

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2019年1月1日の新年勤行会で拝読された御書、諫暁八幡抄の解説です。
 
諫暁八幡抄の本文

 天竺国をば月氏国と申すは仏の出現し給うべき名なり、扶桑国をば日本国と申すあに聖人出で給わざらむ、月は西より東に向へり月氏の仏法の東へ流るべき相なり、日は東より出づ日本の仏法の月氏へかへるべき瑞相なり、月は光あきらかならず在世は但八年なり、日は光明・月に勝れり五五百歳の長き闇を照すべき瑞相なり、仏は法華経謗法の者を治し給はず在世には無きゆへに、末法には一乗の強敵充満すべし不軽菩薩の利益此れなり、各各我が弟子等はげませ給へはげませ給へ
 (御書588ページ、編年体御書1343ページ)

参考ページ:御書

拝読の手引き

 本抄は弘安3年(1280年)12月、日蓮大聖人が身延で著されました。拝読御文とした本抄末尾の内容から、弟子一同に与えられた御抄と考えられます。
 御文では、月と太陽の動きに寄せて、過去の「仏法東漸」と、未来の「仏法西還」を譬えられています。すなわち、釈尊の仏法は、インドから東の日本に伝来しましたが、末法には、日本国から昇った「太陽」日蓮仏法が西へ還り、世界を妙法の光で照らします。ここで大聖人は、世界広布の大確信を述べられているのです。
 また、釈尊の仏法が人々を照らしたのは、法華経が説かれたわずかな期間でした。ゆえに月の光に譬えられます。それに対して、大聖人の仏法は、末法の「長き闇」を未来永遠に照らしゆく大法であり、まさしく太陽の仏法です。だからこそ、大聖人は弟子たちに、いかなる大難にも屈せず、この大法を弘め抜いていくよう呼び掛けられています。
 この仰せのまま、現実に世界広布を進めてきた仏意仏勅の教団が創価学会です。地涌の連帯は今、地球を希望の陽光で包んでいます。
 学会創立90周年へ――創価勝利を開く最重要のこの時、私たちは世界の同志と手を携えながら、太陽の仏法を弘めゆく誇りも高く、喜び勇んで進んでいこうではありませんか。